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口内炎は歯医者で治療できる?歯医者で行う治療法を解説!

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院です。

口内炎ができた女性

口内炎は口内にできる痛みを伴う潰瘍で、誰もが一度は悩まされた経験があるのではないでしょうか。小さい口内炎であっても、食事や会話のたびに痛みを感じることがあり、ひどい時には日常生活に支障をきたす場合もあります。

口内炎は特別な治療をしなくても自然と治りますが、痛みが強い場合や少しでも早く治したい場合は、歯医者で治療を受けることができます。

今回の記事では、歯医者で行う口内炎の治療法について詳しく解説します。また、記事の後半には、口内炎を予防する方法についてもご紹介していますので、口内炎ができやすい方は、ぜひ参考にしてください。

口内炎とは?

下唇にできた口内炎

口内炎とは、口の中や周辺の粘膜に生じる炎症の総称です。口内炎は頬の内側や唇の内側、舌、歯茎、喉など口内のさまざまな粘膜に生じます。食事や会話の際に痛みや不快感を伴いますが、通常は1〜2週間程度で自然と治ります。

しかし、口内炎だと思っていたものが、実はがんだったというケースもあるため、2週間以上経過しても治らない場合や再発を繰り返す場合は、医療機関を受診することが重要です。

口内炎が生じるはっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスや疲労などによって、免疫力が低下した時にできやすいと言われています。

口内炎の種類と症状

口内炎が痛い女性

口内炎は粘膜表面の症状や原因によっていくつかの種類に分類されます。一般的に口内炎と呼ばれているのは、アフタ性口内炎と呼ばれるものです。

ここでは、代表的な4つの口内炎について詳しく解説します。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎とは、直径数ミリ程度の浅い潰瘍のことで、一般的な口内炎を指します。

アフタ性口内炎には、以下のような特徴があります。

  • 直径3〜5mm程度の白くて浅い潰瘍
  • 周囲の粘膜との境界がはっきりしている
  • 触れると痛みを感じる
  • 主に唇の裏側や舌、頬の内側、歯茎によく生じる

アフタ性口内炎は、1つだけでなく複数同時にできることもあります。通常は1〜2週間程度で自然に治りますが、何度も繰り返すアフタ性口内炎は、再発性アフタ性口内炎と呼ばれます。比較的若い年代の方にできやすい傾向があります。

アフタ性口内炎の原因は、ウイルスや細菌、アレルギー、免疫低下、精神的ストレスなどが考えられますが、はっきりとした原因は明らかにされていません。

カタル性口内炎

カタル性口内炎とは、口内の粘膜を物理的な刺激で傷つけたときにできる口内炎を指します。

カタル性口内炎には、以下のような特徴があります。

  • 口の中が赤く腫れ、潰瘍やびらんができる
  • 周囲の粘膜との境界がはっきりしていない
  • 口の中が焼けるような灼熱感がある
  • 酸っぱいものや辛いものがしみて痛みを感じる
  • 口臭が気になる

カタル性口内炎は、頬の内側を誤って噛んだときにできた傷や、入れ歯・矯正装置などによってできた傷、飲食による火傷などの傷から細菌が入り込んだときに発症することがあります。

物理的刺激だけでなく、虫歯や歯周病、喫煙、ビタミン欠乏なども原因として考えられています。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、カンジダというカビが増殖して起こる真菌性口内炎です。偽膜性カンジダ症・萎縮性カンジダ症・肥厚性カンジダ症などがありますが、最も一般的なのは偽膜性カンジダ症です。

カンジダ性口内炎には、以下のような特徴があります。

  • 口全体に白い苔状の斑点がみられる
  • 斑点は簡単に剥がれ、その後は赤みを帯びて腫れる
  • ピリピリとした痛みを感じる
  • 出血することがある

カンジダは通常、皮膚や口腔内に常在している菌です。

しかし、免疫力が低下する病気や、ステロイドなどの薬剤の影響によって口内のバランスが崩れ、カンジダ菌が口内に増殖すると、カンジダ性口内炎を発症することがあります。

ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎は、単純ヘルペスウイルスの感染によって起こるウイルス性口内炎の一種です。

ヘルペス性口内炎には、以下のような特徴があります。

  • 高熱が数日続いた後に、多数の水疱が生じる
  • 赤くただれて、びらんができる
  • 水疱が破れると潰瘍になり、激しい痛みを伴う

単純ヘルペスウイルスは感染力が強く、人から人に感染するだけでなく、モノから人へも感染します。

乳幼児に多く見られますが、一度感染すると単純ヘルペスウイルスは体内から消えないため、大人になって免疫力が低下した時に再発しやすくなります。

口内炎は歯医者で治療できる?

口内炎の治療

口内炎は特に何もせず放置しても治りますが、完治するまでに1〜2週間程度かかることが一般的です。その間に痛みを我慢したり、食事が制限されたりすることがあります。そのため「1日でも早く治したい」と思う方も多いのではないでしょうか。

そのような時は、歯医者で治療を受けるとよいでしょう。前述したように、口内炎には複数の種類があるため、口内炎の種類によって適切な処置があります。また、口内炎だと思っていたものが、実はがんだったというケースもあります。

口内の感染症や症状については歯医者が専門的知識を持っているため、口内炎を早く治したい時だけでなく、口内炎がなかなか治らない時にも、受診するのがよいでしょう。

歯医者で行う口内炎の治療法

口内炎の治療

歯医者で行う口内炎の治療法には、主に以下の3つがあります。

  • 薬物療法
  • レーザー治療
  • 外傷の原因の除去

歯医者では口内炎の症状や原因に応じて、適切な治療を選択してくれます。

ここでは、歯医者で行う口内炎の治療法について、それぞれ解説します。

薬物療法

口内炎治療で最も一般的なのは、薬物療法です。主に処方されるのは、直接患部に塗布する軟膏タイプの薬剤や、貼るタイプの薬剤です。また、一部の歯医者では、うがい薬を処方することもあります。

口内炎の治療薬は市販品もありますが、歯医者では原因や症状に合った薬剤を処方し、薬剤の正しい使用方法を説明してくれます。また、口内炎治療における薬物療法は保険が適用されるため、市販薬を購入するよりも費用を抑えられるでしょう。

歯医者を受診した方が効果的な治療が行われ、口内炎の症状を和らげることができます。

レーザー治療

歯科用のレーザーには、消炎・鎮痛・殺菌・消毒・止血などの作用があります。口内炎にレーザーを照射することで、口内炎の症状が軽減し、治りも早くなります。

口内炎は一度できると自然と治るまでに1〜2週間かかり、その間に食事や会話などの日常生活に支障をきたす場合もありますが、レーザー治療を受けることで痛みを軽減できます。

ただし、歯科用のレーザー治療での口内炎治療は保険適用外のため、歯医者によって費用は異なります。また、レーザー治療を行っていない歯医者もあるため、受診前に確認しましょう。

外傷の原因の除去

口内炎の原因が、物理的刺激によるものである場合、原因を取り除くことが口内炎の治療につながります。たとえば、入れ歯の調整がうまくいっていないときや、差し歯が合っていないとき、歯が欠けて粘膜に当たっているときに口内炎ができることがあります。

これらの原因を取り除くのは、歯科医院でしかできないため、早めに受診することが大切です。口内炎を引き起こす直接的な原因を解消することで、口内炎の再発を防ぎ、早期に症状を改善できるでしょう。

口内炎を予防する方法

サプリメント

口内炎が生じる原因は明らかにされていませんが、ストレスや疲労などによって免疫力が低下した時にできやすいといわれています。そのため、生活習慣を改善することで、口内炎は予防できます。

ここでは、口内炎を予防する方法を4つご紹介します。

栄養バランスのとれた食事を摂る

皮膚や粘膜の健康維持には、ビタミンB2・B6・Cが重要です。これらのビタミンが不足すると、口内炎になりやすくなります。そのため、栄養バランスのよい食事を心がけ、不足している分はビタミン剤やサプリメントで補うなどの工夫をしましょう。

また、アルコールやたばこはビタミンを破壊する作用があるため、控えた方がよいでしょう。

規則正しい生活を送る

口内炎は疲労や睡眠不足など、免疫力が低下している時になりやすいです。ストレスや疲れを感じたら、しっかりと休養することや十分な睡眠時間を確保することが重要です。健康的な生活習慣を心がけることで、免疫力を高めることにつながります。

口内を清潔に保つ

口内の不衛生により常在菌が増殖することで、口内炎が生じる場合もあります。口内炎を予防するためには、食後には歯磨きやうがいを行い、口内を清潔に保つことが重要です。

また、歯医者で定期的に検診や口腔ケアの指導を受けることも、口内炎予防につながります。

口内の乾燥を防ぐ

口内が乾燥すると粘膜の免疫力が低下します。また、口内が乾燥すると唾液の分泌量が減少して、細菌やウイルスが繁殖しやすい状態になります。そのため、口内炎を予防するためには、水分摂取をこまめに行って口内の乾燥を防ぐことが重要です。

特に、口呼吸の方は口内が乾燥しやすく、雑菌が繁殖しやすい状態にあるため、口呼吸の習慣を改善するように心がけましょう。

まとめ

口内炎が治った女性

今回は、歯医者で行える口内炎の治療と、日常的に行える口内炎の予防法について詳しく解説しました。

歯医者で口内炎の治療ができるのか、疑問に思う方もいるかもしれませんが、歯医者は口内の感染症や症状のプロフェッショナルです。口内炎の痛みでつらい思いをしている方や、なかなか治らない口内炎に悩んでいる方は、一度歯医者を受診するとよいでしょう。

また、口内炎の予防には生活習慣の改善が重要です。口内炎が頻繁にできる方は、今回の記事でご紹介した予防法を、ぜひ参考にしてください。

口内炎にお悩みの方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院にお気軽にご相談ください。