こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院です。
口内炎や炎症などがないのに、なぜか舌がヒリヒリ・ピリピリと火傷のように痛む、ジンジンと痺れるような痛みがあるなど、舌の痛みに悩まれている方がいるのではないでしょうか。
その痛みには波があり、朝になると徐々に痛みだし、夕方や夜は強く感じるようになるという場合もあります。
痛みを感じないときもあれば、急に痛み出すときもあるため、病院を受診すべきか悩むケースも多いでしょう。こうした原因不明の舌の痛みを舌痛症といいます。
今回は、舌痛症の症状や症状が現れたときの対処法について解説します。何科を受診すべきかについても解説しますので、舌がヒリヒリと痛むことにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
舌がヒリヒリ痛む舌痛症とは?
舌痛症とは、原因が不明な舌の痛みのことをさします。舌の表面に潰瘍や炎症などが見当たらないのに、火傷のようなヒリヒリ・ピリピリした痛みや痺れたようなジンジンとする痛みを感じる病気です。
舌痛症は、口腔内灼熱症候群(バーニングマウス症候群)と呼ばれることもあります。口腔内灼熱症候群は口の中全体の症状を指しますが、一般的には舌痛症という呼び方が広く知られています。
舌が痛くなる病気として他に口腔乾燥症や口腔カンジタ症、アフタ性口内炎などがあります。これらはすべて痛みが生じる原因が分かっており、治療法も確立されています。こうした原因の分かっている病気に当てはまらない場合、舌痛症と診断される場合があるのです。
舌痛症の場合、原因がわからないため、周囲から理解されにくく、悩む方も少なくありません。また「気のせいなのかな?」「精神的なものなのかな?」と放置する場合もありますが、舌痛症ではなく、今まで知られていない病気の症状である可能性もあります。
痛みを感じないときもあるかもしれませんが、定期的に舌にヒリヒリ・ピリピリとした痛みを感じる場合は、病院を受診したほうがよいでしょう。
舌痛症の症状
舌痛症になると、以下のような症状が現れます。
- 何かが舌に触れたわけでもないのに舌がヒリヒリする
- 舌やお口の中が熱を持っているような感覚がある
- 口の中が乾燥するような気がする
- 貧血症状が起きる
- 飲食した際に味や温度が分かりにくい
舌痛症は潰瘍や炎症など、原因と思われる症状が見当たらないのが特徴です。上記のような症状がある場合は、舌痛症の可能性があるでしょう。
舌痛症の特徴
舌に痛みを感じるタイミングや痛み方には個人差があります。
舌痛症の特徴は、以下のとおりです。
- 疲れがたまったときやストレスを感じたときに痛みを感じやすい
- 起きているときには痛みを感じるが、就寝中は痛みを感じない
- 何かに熱中している最中は痛みを感じることは少ない
- 食事中は痛みが悪化せず、痛みを感じないこともある
- 朝よりも夕方以降のほうが痛みを感じやすい
- 痛みの程度や痛みを感じる部分は日によって変わる
- 痛み止めを飲んでも痛みがなくならない
舌に痛みがあり、かつ上記の特徴のなかに該当するものがある場合は、舌痛症が疑われるかもしれません。
舌痛症の原因とは?
原因が分からない舌の痛みを舌痛症といいます。そのため、はっきりとした原因は分かっていません。
しかし、舌の痛みの引き金となる要因はいくつかあります。
舌が痛む場合、以下の要因が関係しているといわれています。
強いストレス
舌痛症と最も関わりが深いとされているのは、ストレスです。仕事や家の用事などで忙しい方・人間関係で悩みがある方・環境に変化があった方・抑うつ症状がある方は、舌痛症の症状が現れやすいかもしれません。
ホルモンバランスの乱れ
閉経前後の女性には舌痛症の症状が現れやすいです。そのため、ホルモンバランスと関係があるのではないかと言われています。
神経痛
舌痛症は神経痛の一種であるという説もあります。一部の脳の機能に不具合が生じているため、舌が痛く感じられるのではないかと考えられています。
舌痛症はどんな人がなりやすいのか
舌痛症は、男性よりも女性のほうが発症しやすいといわれています。さらに、40代以降の更年期の女性が多く発症します。
また、強いストレスを感じている方や疲れがたまっている方、食生活が乱れている方、以前口腔内の治療をしたことがある方などは舌痛症を発症しやすいでしょう。
一時期だけ舌痛症の症状が現れ、自然となくなることもありますが、慢性的に症状が続くことも少なくありません。
舌痛症の症状が現れたときの対処法
舌痛症の症状が現れたときにはどのように対処したらよいのでしょうか。原因がはっきりしない舌痛症ですが、患者さん自身でできることをご紹介します。
舌痛症の症状が現れたときの対処法は、以下のとおりです。
しっかり休養・睡眠をとる
舌痛症の症状は、疲れているときやストレスがたまっているときに現れやすいです。また、寝ているときは症状が現れにくいという特徴もあります。十分な休養や睡眠がとれていないという自覚がある方は、まずはゆっくり身体を休めてください。
ストレスを発散させる
ストレスが溜まることで舌痛症の症状が現れることもあります。そのため、適度にストレスを発散することも重要です。好きな音楽を聴く・天気の良い日にお散歩をする・仲の良い友だちに会うなど、疲れない方法でストレス発散を心がけてください。
水分補給を心がけ、唾液腺をマッサージする
舌痛症になると、口の中が乾きやすくなります。そのため、通常よりもこまめに水分補給を行ってください。また、唾液腺をマッサージすることで、唾液の分泌量を増やすのもよいでしょう。
病院を受診する
舌痛症の症状が現れたら、早めに病院を受診しましょう。病院によって治療法は異なりますが、カウンセリングや生活指導、薬物療法などを行うことが多いです。
そのほかに認知行動療法を行うところもあります。これは、どのようなときに痛みがでるのかを自分で観察し、痛みを乗り越える方法です。
第三者のように、客観的に自分自身の行動を認知することで、いずれ痛みをコントロールできるようになるでしょう。痛みがまったくなくならなくても、痛みをコントロールすることで生活の質を向上させるように試みます。
舌の痛みに悩まされて長期間つらい思いをしないためにも、早めに病院を受診して医師に相談しましょう。
舌痛症は何科を受診すればよい?
舌痛症の症状が現れた場合、何科を受診すればよいかわからないという方もいるでしょう。
舌痛症の症状が現れた場合は、歯科の口腔外科や耳鼻咽喉科を受診してください。または、かかりつけの内科に相談してもよいでしょう。
歯科医院でも、舌痛症の治療に力をいれているところもあります。舌に痛みがあるときは放置せずに、病院を受診して診てもらいましょう。
まとめ
舌がヒリヒリ・ピリピリと痛む場合や痺れる場合は、舌痛症が疑われます。ストレスやホルモンバランスの乱れが原因で舌が痛むことはありますが、舌痛症の原因ははっきりわかっていません。
就寝中や何かに集中しているときには痛みを感じない場合もあるので「気のせいかな?」と思い、長期間放置するケースも少なくないでしょう。
しかし、舌にヒリヒリとした痛みがあるまま放置すると、慢性的に痛みが続く場合があります。舌に痛みがあることで、仕事や日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。
舌がヒリヒリする・痺れるなど、舌痛症の症状がある場合は「こんな相談をしても大丈夫なのかな?」と思わずに、かかりつけの歯科の口腔外科や耳鼻咽喉科、内科などを受診して相談してください。
舌がヒリヒリ痛む・痺れるなど、舌痛症の症状にお悩みの方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院にお気軽にご相談ください。