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宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院

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口の中にしこりができたときに考えられる病気とは?

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院です。

口の中にしこりができ気になっている人

口の中にしこりができると、不安に感じることが多いでしょう。口の中にしこりができる原因はさまざまで、軽度なものから重大な病気まで幅広く存在します。

この記事では、口の中にしこりができた際に考えられる病気や適切な受診科目、予防方法について詳しく解説します。

口の中にしこりができたときに考えられる病気

口の中にしこりができ病院で相談している人

口の中にしこりができる原因として、以下のような病気が考えられます。

口腔がん

口腔がんは、口の中にできる悪性腫瘍の一種です。口腔内のどこにでも発生する可能性があり、最も多い部位は舌・歯茎・口の底部です。初期段階では痛みがないことが多く、しこりや潰瘍が特徴です。そのため、初期の口腔がんは見逃されやすく、発見が遅れることがあります。

進行すると、しこりが大きくなり、痛みや出血を伴うようになります。口腔がんのリスクファクターとしては、喫煙や飲酒、口腔内の慢性的な刺激、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染などが挙げられます。

舌がん

舌がんは舌に発生するがんで、口腔がんの一種です。舌の側面や下部に発生しやすく、初期にはしこりや潰瘍として現れます。しこりは痛みがないことが多いですが、進行すると痛みや出血、嚥下困難、言語障害などの症状が現れます。

舌がんも喫煙や飲酒がリスクファクターですが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染も関連していることが知られています。

良性腫瘍

口腔内には、悪性ではない良性のしこりも存在します。例えば、脂肪腫・血管腫・線維腫・神経鞘腫などがあります。これらの腫瘍は通常、痛みがなく、大きくなる速度も緩やかです。

しかし、大きくなると周囲の組織を圧迫し、機能障害や審美的な問題を引き起こすことがあります。そのため、良性であっても治療が必要となる場合があるのです。

唾液腺の問題

唾液腺に石のような塊ができることがあります。唾石症と呼ばれ、痛みや腫れを伴うことが多いです。

唾石症は、主に顎下腺や耳下腺に発生し、唾液の分泌が阻害されることで、痛みが現れることがあります。食事の際に痛みが増すことが特徴で、唾液の流れが改善されると症状が和らぐことがあります。

治療には、唾液腺マッサージや水分摂取の増加、酸味のある食品を摂取して唾液分泌を促進する方法がありますが、重症の場合は外科的に石を除去することもあるでしょう。定期的な口腔ケアと水分摂取で予防できる場合があります。

炎症や感染症

口腔内の炎症や感染症も、しこりの原因となります。口内炎は、ストレスや栄養不足、免疫低下などが原因で発生し、小さなしこりや潰瘍を形成します。また、口腔内の衛生状態が悪化すると炎症が起こり、膿が溜まるとしこりのようなものができるのです。

これらの炎症や感染症は、痛みを伴うことが多く、口腔内のケアが不十分であると再発しやすいです。予防するためには、適切な口腔ケアやバランスの取れた食事、ストレス管理などが重要です。また、症状が続く場合には、歯科医師による診断と治療が必要です。

口の中にしこりができたときは何科を受診すればいい?

口の中にしこりができ口腔外科を受診している人

口の中にしこりができた際、どの科を受診すればよいか迷うことがあるかもしれません。口の中にしこりができたときには以下の科を受診しましょう。

口腔外科

口腔外科は、口腔内および顎顔面領域の外科的処置を専門とする診療科であり、しこりの原因となる疾患に対する専門的な治療が受けられます。

口腔外科医は、視診や触診、画像診断を行い、しこりの性質や位置を正確に把握します。良性腫瘍や唾石症の場合、外科的に腫瘍や石を摘出する手術が行われます。また、悪性腫瘍が疑われる場合は、生検を行い、診断したうえで適切な治療方針を決定します。

口腔外科では、手術だけでなく、放射線療法や化学療法を併用することもあります。特に、進行した口腔がんや舌がんの場合は、口腔外科での総合的な治療が重要です。

しこりの原因が外科的処置を必要とする場合、口腔外科の専門医に相談することで、適切な治療を受けることができます。

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、口腔内や咽頭、喉頭など、頭頸部の疾患に特化した診療科です。耳鼻咽喉科医は、視診や触診に加えて、内視鏡検査や生検を行います。これにより、良性か悪性かを判断し、適切な治療方針を決定します。

耳鼻咽喉科では、手術や放射線療法、化学療法などの治療を行うことがあります。

口の中にしこりができるのを予防する方法

口の中にしこりができるのを予防するため口腔ケアをしっかりする人

口の中にしこりができるのを予防するためには、以下のような対策が有効です。

口腔ケアを徹底する

口腔ケアを徹底することは、しこりの発生を防ぐための最も基本的な方法です。毎日しっかりとブラッシングを行い、歯垢や食べかすを取り除きましょう。

ブラッシングをするときは、歯ブラシを45度の角度で歯と歯茎の境目に当て、優しく小さな円を描くように動かすことが推奨されます。

さらに、デンタルフロスを使用することで、ブラッシングでは届かない歯と歯の間の汚れを取り除くことができます。デンタルフロスの使用は、特に歯周病や虫歯を予防するうえで効果的です。

また、抗菌作用のあるマウスウォッシュを使用することで、口腔内の細菌を減少させることができます。

定期的に歯科検診を受ける

定期的に歯科検診を受けることは、口腔内の異常を早期に発見するために重要です。

歯科医師は専門的な視点から口腔内を詳しくチェックし、潜在的な問題を早期に見つけることができます。例えば、歯周病や虫歯の初期兆候、口内炎、さらには口腔がんの疑いのあるしこりなどを診断することが可能です。

特に40歳以上の方は、半年に1回の頻度で定期検診を受けることが強く推奨されます。年齢とともに口腔内にトラブルが発生するリスクが増加するため、定期的に歯科検診を受けることが重要なのです。

歯科検診では、歯のクリーニングも行われ、歯石の除去や口腔内の清潔を保つためのアドバイスも受けられます。これにより、口腔内の健康を長期的に維持することができるでしょう。

バランスの取れた食事を心がける

バランスの取れた食事を心がけることは、口腔内の健康を維持し、しこりができるリスクを低減するために重要です。特にビタミンCやビタミンEは、歯茎や口腔粘膜の健康に欠かせない栄養素です。

ビタミンCには、コラーゲンの生成を促進し、歯茎を健康に保つ役割があります。また、抗酸化作用が強く、口腔内の炎症を抑える効果もあります。ビタミンEにも抗酸化作用があり、細胞の健康を保つために重要です。

これらのビタミンを豊富に含む食材としては、果物や野菜、ナッツ類などが挙げられます。さらに、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも、歯や骨の健康を維持するために不可欠です。

バランスの取れた食事を心がけることで、口腔内の健康を保ち、しこりの発生を予防できるでしょう。

禁煙する

喫煙は、口腔がんをはじめとする多くの口腔内疾患のリスクを大幅に高める要因です。タバコに含まれる有害物質は、口腔内の細胞にダメージを与え、がん細胞の発生を促進します。

喫煙を続けることで、口腔がんや舌がんのリスクが劇的に増加するため、禁煙はこれらの病気を予防する最も効果的な方法の一つです。禁煙することで、口腔内の健康が改善され、しこりができるリスクを大幅に減少させることができます。

また、禁煙は口腔内の衛生状態を改善し、歯周病のリスクも低減します。禁煙を成功させるためには、医師や専門家のサポートを受けることが効果的です。禁煙外来の利用など、さまざまな方法を活用して禁煙に取り組むことが推奨されます。

禁煙は口腔内だけでなく、全身の健康を向上させるうえでも非常に重要なのです。

まとめ

健康な口元の人

口の中にしこりができる原因は口腔がんや舌がん、良性腫瘍、炎症・感染症、唾液腺の問題などさまざまです。口の中にしこりができた場合には放置せず病院を受診しましょう。適切な科は、口腔外科や耳鼻咽喉科です。

口の中にしこりができるのを予防するためには、口腔ケアを徹底することや定期的に歯科検診を受けること、バランスの取れた食事を心がけること、禁煙することが効果的です。これらの対策を実践し、口腔内の健康を維持することが、しこりの発生を防ぐ鍵となります。

早期発見と適切な対処で、健康な口腔環境を保ちましょう。

口の中のしこりにお悩みの方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院にお気軽にご相談ください。