こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科です。
ラミネートベニアは、薄いセラミックを歯の表面に貼り付けることで歯の形や色・歯並びを改善する施術です。短期間で理想の歯を手に入れることが可能なので、昨今人気が高まっています。
本記事では、ラミネートベニアの適応症例やメリット・デメリット、費用について詳しく解説します。ラミネートベニアを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ラミネートベニアとは？
ラミネートベニアとは、歯の表面のエナメル質を一層削り、削った部分にセラミックの薄い板を貼り付ける治療法です。歯を削るといっても、虫歯治療のように歯を大きく削ることはありません。
審美的なコンプレックスを改善するために選択されるケースが多い治療法です。
ラミネートベニアのメリット
ラミネートベニアのメリットは、以下の5つです。
審美性が高い
ラミネートベニアは、薄く透明感のあるセラミックで作られます。天然歯の持つ透明感や質感を再現することが可能です。
隣接する歯に見劣りしないため、他人に気付かれるリスクも低いでしょう。また、歯の色や大きさ・形もある程度変えることが可能なので、理想の見た目を手に入れることができます。
短期間で効果が出る
ラミネートベニアは、歯を一層削って削った表面にセラミックを接着する施術です。通院回数は2〜3回と短期間で治療が完了するため、早く美しい歯を手に入れたい方には大きなメリットといえるでしょう。
歯並びを整える歯列矯正では最短でも数か月、長い方では2〜3年ほどかかります。また、歯を白くするホワイトニングも、理想的な白さにするためには回数や期間がかかるケースが少なくありません。
ラミネートベニアは短期間で歯並びや歯や形・色味を理想の状態に変えることができます。
耐久性がある
ラミネートベニアは、天然歯と同等の強度がある硬くて丈夫な素材で作られます。虫歯や噛み合わせなどにトラブルが起きなければ10年以上使用できるでしょう。
ただし、衝撃に弱いため使用には注意が必要です。毎日のセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスでしっかりとケアしていけば、長期間美しい状態を保つことができるでしょう。
変色しにくい
保険適用のコンポジットレジンは、変色や擦り減りなど経年劣化が起こりやすい素材です。ラミネートベニアで使用されるセラミックは陶材なので、変色や擦り減りのリスクが少なく長期間美しい状態を保つことが可能です。
また、セラミックの表面は滑沢なため汚れが付きにくく、ブラッシングで容易に汚れを落とすことができます。
歯を削る量が少ない
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削るだけで治療できます。天然歯を削ることに抵抗がある方でも、ラミネートベニアであれば歯に対するダメージを最小限に抑えながら理想の歯にできます。
歯の健康を保ちながら審美性を改善できる点はメリットといえるでしょう。
ラミネートベニアのデメリット
ラミネートベニアはメリットが多い治療法ですが、デメリットもあります。デメリットも理解したうえで選択するようにしましょう。
ラミネートベニアのデメリットは、以下のとおりです。
費用が高額
ラミネートベニアは、審美目的で治療するケースがほとんどで保険適用外の自由診療になります。病気の治療や機能の改善が目的ではないため、医療費控除も基本的には対象外となるでしょう。
ラミネートベニアの費用は、1本あたり10〜15万円が相場です。複数の歯を施術する場合は本数分の費用がかかるため高額になるでしょう。
歯を削る必要がある
歯の表面を削るため、一度治療すると元の状態に戻すことができません。天然歯を削ることに抵抗感がある方は、どれくらいの量を削るのかしっかりと確認してから治療するようにしましょう。
また、エナメル質を削ることで、一時的に知覚過敏になる可能性もあります。
割れやすい
セラミックは天然歯と同等の耐久性がありますが、衝撃に弱いデメリットがあります。硬い物を噛んだ際や外部から強い衝撃を受けた際に、ラミネートベニアが破損することもあるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方や、噛み合わせが強い方はとくに注意しましょう。歯に強い衝撃が加わるリスクがある方は、ナイトガードなどを使用して対策する必要があります。
適応症例が限られている
ラミネートベニアは、希望するすべての方に行えるとは限りません。虫歯でご自身の歯が少ない場合や、重度の歯周病である場合は他の治療法が推奨されることがあります。
歯の乱れが大きく噛み合わせが悪い場合や、顎関節症の症状がある方もラミネートベニアの装着が適さないと診断される場合があります。
根本的な改善はできない
ラミネートベニアは、歯を移動させる治療法ではありません。歯並びにコンプレックスがある場合、ラミネートベニアでは根本的な問題は改善されないため注意が必要です。
歯並びと併せて噛み合わせを整えたい場合は、矯正治療を選択するべきでしょう。ラミネートベニアは、歯の色や歯の形・軽度の歯の乱れを整えることに特化した治療であることを理解しておく必要があります。
ラミネートベニアの適応症例
ラミネートベニアは、どのような症例に対応できるのでしょうか。ラミネートベニアの適応症は、以下の通りです。
歯の変色
ラミネートベニアは、歯の表面にセラミックを貼り付けて見た目を改善する治療です。そのため、ホワイトニングでは改善できない歯の変色に非常に効果的です。
テトラサイクリン系の薬によって変色した歯や神経を抜いた歯など、内側からの変色はホワイトニングで改善することが難しいとされています。ラミネートベニアであれば、明るく白い歯を取り戻すことができます。
歯の形状や大きさが異なる
特定の歯の形や大きさが不揃いな場合や歯の形が異なる場合など、ラミネートベニアが効果的かもしれません。一部の歯が小さすぎたり先端が削れたりしている症例では、ラミネートベニアでバランスを改善できます。
軽度の歯の乱れ
歯の乱れが軽度な場合もラミネートベニアの適応になります。軽度のすきっ歯や1本だけ歯が傾いているなどの症例は、ラミネートベニアで改善することが可能です。
欠けた歯
歯が一部分だけ欠けてしまった場合、ラミネートベニアで欠けた部分を補うことが可能です。前歯が欠けると見た目にも影響するため、ラミネートベニアで自然な見た目を取り戻すとよいでしょう。
ラミネートベニアの種類
ラミネートベニアの治療法にはいくつかの種類があります。ラミネートベニアは大きく3つの種類に分類されます。
フルラミネートベニア
フルラミネートベニアは、歯全体の色や形を改善するために使用される最も一般的な方法です。歯並びや歯の形・色味など、フルラミネートベニアであればさまざまな審美的な問題を解決できるでしょう。
自然な見た目を得ることができ、耐久性に優れているので、長期間にわたり美しさを保てます。
パーシャルラミネートベニア
パーシャルラミネートベニアは、歯の一部分にのみセラミックを装着する治療法です。部分的な修正のみで対応可能で、歯全体を覆う必要がない症例で選択されます。
ただし、部分的に歯を覆うため、歯の色味や全体的に歯の形を整えたい場合などには適しません。部分的にセラミックを接着するため、耐久性が劣ることもあります。
ノンプレップベニア
ノンプレップベニアは、歯を削らずにセラミックを接着する治療法です。薄いセラミックを直接歯に装着するため、歯を削ることに抵抗感のある方に選ばれています。
エナメル質を削らないため、元の歯に戻すことも可能でしょう。
ただし、歯を削らずにセラミックを被せるので、厚みが出て歯が大きく見えやすいなどのデメリットがあります。フルラミネートベニアと比較して適応症例も限られます。
ラミネートベニアの費用
ラミネートベニアの費用相場は1本あたり10〜15万円ほどです。ラミネートベニアは保険適用外の自由診療になるため、費用は全額自己負担が一般的です。
歯科医院によって費用が異なるため、治療内容も含め納得できる歯科医院で治療を受けましょう。ラミネートベニアが破損した場合の保証なども、歯科医院によって異なります。
後々のトラブルを回避するためにも、カウンセリングや見積もりをもらった際に確認するようにしましょう。
まとめ
ラミネートベニアは、歯の表面のエナメル質を薄く削ってセラミックを接着する治療法です。歯の色や形、歯並びにコンプレックスがあり早く改善したいと考えている方に選ばれています。
歯列矯正やホワイトニングと比較して短期間での施術が可能な点も、魅力のひとつといえるでしょう。ラミネートベニアは歯科医院によって費用がことなるため、気になる歯科医院が見つかったら一度相談してはいかがでしょうか。
ラミネートベニアを検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科にお気軽にご相談ください。
