こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」です。
「抜歯をせずにマウスピース矯正をするのは可能？」というお悩みをお持ちではありませんか。健康な歯を抜くことに抵抗がある方も多くいるでしょう。
しかし、抜歯をしたほうが効率よくスムーズに矯正治療をできる場合もあるのです。
本記事では、マウスピース矯正における抜歯の必要性や、メリット・デメリットなどを解説していきます。マウスピース矯正に伴う抜歯についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、矯正器具のマウスピースを段階ごとに交換しながら、少しずつ歯を移動させることで歯並びを整える矯正方法です。歯を少しずつ移動させるため、他の矯正と比べて痛みなどの不快感が少ない治療とされています。
マウスピースの装着時間は、1日20時間以上必要です。歯の動き具合に合わせて、1〜2週間ごとに次の段階のマウスピースに交換します。
マウスピースはご自身で着脱できるため、これまでと同じように食事や歯磨きができるでしょう。
マウスピース矯正は抜歯しなくてもできる？
結論からお伝えすると、マウスピース矯正では絶対に抜歯が必要なわけではありません。人によっては、抜歯をしなくてもマウスピース矯正で歯並びを改善できる場合もあります。
抜歯が必要かは個人の歯や顎の状態によって違うため、歯科医院で判断してもらう必要があります。まずはカウンセリングを受けて、ご自身の場合は抜歯が必要かどうかを歯科医師に相談するのが良いでしょう。
マウスピース矯正で抜歯したほうがいいケース
マウスピース矯正で抜歯したほうが良いのは、重度の虫歯・歯周病があるケースや歯を並べるスペースが足りないケースです。
重度の虫歯や歯周病があると、マウスピース矯正でかかる力に歯が耐えられなくなり、抜け落ちる恐れがあります。そのため、重度の虫歯や歯周病の歯がある場合、あらかじめ抜歯をしてからマウスピース矯正をする必要があるでしょう。
治療して改善できる虫歯や歯周病の場合は、治療をした後にマウスピース矯正を行います。
しかし、虫歯や歯周病のない健康な歯でも、抜歯をしなければならないケースがあります。それは、歯を並べるスペースが足りない場合です。
例えば、顎の大きさに対して歯のサイズが大きかったり、歯の本数が多かったりしている場合など、歯の生えるスペースが足りずに歯並びが乱れているケースです。抜歯をすればスペースを確保できるため、綺麗に歯を並べられます。
マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリット
ここからは、マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットを解説していきます。
マウスピース矯正で抜歯をするメリット
マウスピース矯正で抜歯をするメリットは、以下の通りです。
矯正治療がスムーズに進む
抜歯をしてからマウスピース矯正をすると、治療がスムーズに進みます。抜歯により歯を並べるためのスペースが十分に確保されているからです。歯と歯がぶつかり合うこともなく、効率的に歯を動かせる点は大きなメリットと言えるでしょう。
重度の症例にも対応できる
抜歯をすると、重度の叢生などの治療もできる可能性が高まります。叢生とは、歯が前後にデコボコして重なって生えている状態です。
叢生の原因の多くは歯が生えるスペースが不足していることなので、抜歯をするとしっかりスペースが確保され、マウスピース矯正で治療できるようになるでしょう。
マウスピース矯正で抜歯をするデメリット
マウスピース矯正で抜歯をするデメリットは、以下の通りです。
健康な歯を失う
抜歯が必要なほど虫歯や歯周病が進行した歯であれば問題ないかもしれませんが、トラブルが起きていない健康な歯を抜く場合は抵抗を感じる方も多いでしょう。抜歯は体にも負担がかかるため、抜歯後は激しい運動ができない、湯船に入れないなど生活の制限もあります。
抜歯に伴い痛みや腫れが生じる
抜歯後、傷が塞がって患部の状態が落ち着くまでは、痛みや腫れなどの症状が現れます。しばらくは痛みによって満足に食事ができなかったり、柔らかい食べ物しか食べられなかったりするためストレスを感じるかもしれません。
抜歯後は処方された痛み止めで、痛みを和らげながら生活することになるでしょう。
一時的に隙間が生じる
抜歯をした後は、一時的に抜いた部分の歯がない状態で過ごさなければなりません。抜歯して空いた隙間は矯正治療で徐々に埋まっていきますが、歯並びが整うまでは見た目が気になるかもしれません。
綺麗な歯並びになるために必要なことだと理解して受け入れるのが大切です。
マウスピース矯正で抜歯をしないメリット・デメリット
次に、マウスピース矯正で抜歯をしない場合の、メリット・デメリットについて解説していきます。
マウスピース矯正で抜歯をしないメリット
マウスピース矯正で抜歯をしないメリットは、以下の通りです。
健康な歯を維持できる
抜歯をしないメリットのひとつは、自分の健康な歯を維持できる点です。虫歯や歯周病などのトラブルが原因で抜歯するのであれば仕方ありませんが、矯正の場合は健康な歯を抜く場合があります。
歯並びを改善するためとはいえ、健康な歯を抜くのに抵抗を感じる方も多いでしょう。矯正で歯を抜くことによる健康被害はないですが、ご自身の歯を1本でも多く残したい方にとってはデメリットになるでしょう。
抜歯に伴う痛みや腫れを避けられる
抜歯をしなければ、抜歯による痛みや腫れなどは生じません。抜歯の際は麻酔をするため、基本的には痛みを感じることはありませんが、術後に麻酔が切れると痛みが生じる場合もあります。
食事などの日常生活に支障をきたすのが心配だったり、抜歯への恐怖があったりする方にとっては、非抜歯での矯正はメリットが大きいと言えます。
抜歯の費用がかからない
マウスピース矯正で抜歯をする場合、矯正の費用とは別に抜歯の費用がかかります。抜歯の料金は1本につき5,000〜1万円前後です。
抜歯をせずマウスピース矯正を行えば、その分費用が安くなる点はメリットでしょう。
マウスピース矯正で抜歯をしないデメリット
マウスピース矯正で抜歯をしないデメリットは、以下の通りです。
歯並びや噛み合わせが悪化する可能性がある
抜歯をせずマウスピース矯正をすると、矯正前よりも歯並びや噛み合わせが悪くなる場合があります。歯を並べるスペースが足りないのにスペースを作らずに無理に並べようとすると、歯と歯がぶつかり合って圧力がかかり、計画とは違う位置に歯が動くことがあるためです。
歯並びや噛み合わせが悪化し、理想通りの結果を得られない恐れがあるでしょう。
見た目が変わる可能性がある
抜歯をせずマウスピース矯正をすると、顔の見た目が変わることがあります。少ないスペースに押し込むように歯を並べることで、口元の突出感が強くなるかもしれません。
特に、横から顔を見た時に、今までと違った印象を受ける可能性があるでしょう。
マウスピース矯正の抜歯のタイミング
マウスピース矯正で抜歯をするタイミングは、矯正治療の開始前、もしくはある程度歯が動いてからが多いでしょう。
しかし、症例によって抜歯のタイミングは異なります。歯が計画とは違う動きをして、修正のために抜歯が必要になることもあるでしょう。
患者様に合わせて適切なタイミングで抜歯をするので、歯科医師と相談しながら治療を進めましょう。
まとめ
本記事では、マウスピース矯正における抜歯の必要性や、メリット・デメリットなどを解説してきました。マウスピース矯正は必ず抜歯をしないとできないわけではありません。
しかし、抜歯をすれば効率よくスムーズに治療を進めることができ、矯正治療の成功率を上げられる可能性があります。健康な歯を抜くことへの抵抗感があったり経済的な負担が心配な方は、医師と相談して抜歯をするかどうかを決めましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」にお気軽にご相談ください。
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