こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」です。
入れ歯治療は、失った歯を補うための治療法の一つです。「入れ歯は保険適用で作れるの?」「自費の入れ歯と何が違うの?」など、疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、保険適用の入れ歯のメリットとデメリット、自費の入れ歯との違いについて解説します。入れ歯にかかる費用の相場などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
入れ歯は保険で作れる
入れ歯を使用すれば、見た目だけでなく、日常生活で必要な機能も補えます。歯を失うと咀嚼や会話に支障をきたすことが多いですが、入れ歯によって状態を改善できるのです。
入れ歯は保険内で作ることが可能で、その際に使われる素材はレジン(歯科用プラスチック)のみです。
入れ歯は、自費で入れ歯を作製することもできます。自費の場合は保険の入れ歯より費用が高くなりますが、素材に制限がなく、形や色、機能性など患者様の希望に沿って作れます。
また、保険適用の入れ歯は安価ですが、6ヶ月間は作り直せないというルールがあります。6ヶ月以内に紛失した場合などは、自費で作り直さなければならないため注意しましょう。
保険が適用される入れ歯のメリット
保険の入れ歯のメリットは、以下のとおりです。
費用が安い
保険適用の入れ歯の最大のメリットは、費用を抑えられることでしょう。患者さまによって異なりますが、保険適用の場合の自己負担額は1〜3割です。
全額自己負担の自由診療よりも大幅に費用を抑えられるため、入れ歯を初めて作る人も挑戦しやすいでしょう。
上述した通り6ヶ月は作り直せないルールはありますが、それ以降であれば保険で作り直せます。紛失・破損して作り直す際に、経済的な負担を抑えられるのは大きなメリットです。
短期間で作製できる
保険適用の入れ歯は、2週間〜1か月程度で完成します。作成方法や使用できる素材が決められているため、完成までの工程が少ないためです。
歯がない期間が長くなると、歯並びが崩れたり食べ物が噛めずに顎の筋力が低下したりする恐れがあります。保険適用の場合は短期間で入れ歯を装着できるようになるため、歯並びや顎への影響を最小限にとどめられるでしょう。
調整・修理がしやすい
保険の入れ歯で使用されるレジンは、扱いやすい素材です。そのため、調整しやすいというメリットがあります。
また、保険適用の入れ歯は簡単な構造のため、修理もしやすいでしょう。
保険が適用される入れ歯のデメリット
保険の入れ歯のデメリットは、以下のとおりです。
審美性が低い
保険の場合、国のルールに沿って作成するため素材を選べません。人工歯はアクリルレジンのみ、部分入れ歯のバネ部分は金属素材のみ使用できます。
そのため、天然歯の色と差が生まれたり、部分入れ歯は金属のバネが目立ったりする場合があります。人工感があると思う方も多いため、審美性が気になる方は自費の入れ歯か他の治療方法を検討したほうが良いかもしれません。
痛みや違和感が出やすい
保険内で作られる入れ歯は、型取りの際に使用できる材料や入れ歯の素材が限られています。そのため、入れ歯が歯茎に合わないことがあり、装着時に痛みや違和感が生じやすいのです。
また、保険の入れ歯は耐久性の関係で、厚く作製されます。厚みがあると装着時に違和感を覚えたり、発音に支障をきたしたりする可能性があるでしょう。
調整することで改善されますが、自費の入れ歯と比較すると装着時の違和感は大きいといえます。
噛みにくい
保険適用の入れ歯は、自費の入れ歯より噛みにくいとされています。
特に、総入れ歯は粘膜に吸着させて使用します。使用するうちに吸着する部分に隙間が生まれて空気が入り込み、入れ歯が外れることがあるのです。
耐久性が低い
保険適用の入れ歯に使われるレジンは、耐久性が低いというデメリットがあります。レジンは水分を吸収しやすかったり熱に弱かったりするため、使っている内に入れ歯が変形し、痛みを感じたり割れたりする恐れがあるのです。
定期的に修理や交換が必要になることがあり、調整できないほど入れ歯が合わなくなった場合は、作り直す必要があるでしょう。保険の入れ歯の寿命は、一般的に3〜5年ほどとされています。
保険が適用される入れ歯の値段相場
保険の入れ歯の費用は、患者様の負担割合によって異なります。
3割負担の場合、保険の部分入れ歯は5,000円〜1万円程度、総入れ歯は片顎1万円〜1万5,000円程度です。部分入れ歯は、入れ歯の位置や本数によって値段が変動します。
保険が適用される入れ歯の場合、どの歯科医院でも治療方法や使用する素材は同じであるため、値段に大きな差はありません。
保険が適用される入れ歯と自費の入れ歯の違い
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いは、以下のとおりです。
審美性
保険適用の入れ歯と自費の入れ歯では、審美性に大きな違いがあります。保険適用の入れ歯は使用できる素材が決まっており、特に部分入れ歯のバネは金属製のため、笑ったときや会話の際に目立ちやすいです。
また、人工歯もプラスチックなので、周りの天然歯と馴染みにくいでしょう。
自費の入れ歯は、デザインや使用できる素材に制限がなく材料や形状を選べます。例えば、部分入れ歯の場合、ノンクラスプデンチャーを選択すると審美性を高められます。入れ歯を固定するクラスプが、歯茎に近い色の樹脂でできている入れ歯です。
自費の入れ歯は、より自然な色や形状を再現できます。高品質な素材を使用することが可能なため、他人に気づかれにくいでしょう。
使い心地
使い心地にも、保険適用の入れ歯と自費の入れ歯では大きな違いがあります。例えば、保険適用の入れ歯はレジンを使用しており、厚みがあるため違和感が生じやすいです。
特に、入れ歯を使い始めた頃には痛みや不快感が出やすく、フィット感が十分でないこともあるでしょう。
自費の入れ歯の場合は、耐久性の高い素材を使用して薄く作成できるため、口の中にフィットしやすく、違和感が生じることが少ないとされています。噛み心地も自然で、食事も快適にできるでしょう。
耐久性
保険適用の入れ歯は、レジンでできているため耐久性が低く、長期間の使用によって割れたり変形したりする可能性があります。特に、硬い食べ物を噛むと破損するリスクが高いでしょう。
また、入れ歯が口の中で摩耗するため、定期的な調整や修理も必要です。
自費の入れ歯は、高品質な材料を使用するため耐久性が高く、変形や破損、変色などが起こりにくいとされています。調整や修理の頻度が低いため、初期費用は高額ですが長期間にわたって快適に使うことができるでしょう。
費用
保険適用の入れ歯は安価に作成することができます。部分入れ歯で5,000円〜1万円程度、総入れ歯でも片顎1万円〜1万5,000円程度なので、経済的な負担を抑えられます。
自由診療で入れ歯を作製する場合は全額自己負担のため、費用の相場は15万円〜50万円程度とされています。
また、素材や作製工程の違いも、自費の入れ歯が高額になる要因です。高額ではありますが、見た目や使い心地、耐久性に優れており、長期的な使用を考えるとコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
作製期間
保険適用の入れ歯は、決められた素材と方法で作られるため、短期間で作製できます。通常、型取りから装着までの期間は2週間〜1ヶ月程度です。できるだけ早く歯を補いたいとお考えの方は、一旦保険で作成するケースもあります。
自費の入れ歯の場合、歯科医院や入れ歯の種類にもよりますが、作製期間は2〜3か月程度です。骨格やお顔のバランスに合わせて、一人ひとりオーダーメードで作製するため時間がかかるのです。
入れ歯を選ぶ際には、審美性や使い心地を重視するか費用や作製期間を優先するかを検討し、自分に合った選択をすることが重要です。
まとめ
今回は、保険の入れ歯のメリットとデメリットや、自費の入れ歯との違いについて解説しました。入れ歯は保険適用で作製でき、短期間で安くつくれます。
ただし、材料や形状が選べないため痛みや違和感が出やすく、作製後に細かい調整が必要です。
自費の場合は高額になりやすい反面、患者さまの希望に応じて素材や形状を選択できます。自分の口内にフィットする入れ歯を作れるため、使い心地が良いのは大きなメリットです。
入れ歯を作成する際は、保険と自費を比較してそれぞれの特徴を理解し、歯科医師とよく相談したうえで選択しましょう。
入れ歯を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」にお気軽にご相談ください。
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