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宝塚 歯科 エイチアンドエル

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インプラントの治療期間は?歯がない期間はある?長引かせないためにできること

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」です。

インプラント治療イメージ

インプラント治療を検討していると、治療期間が気になる方が多いのではないでしょうか。治療には平均で6ヵ月ほどかかるのが一般的で、複雑な症例の場合には1年近くかかることもあります。

今回は、インプラントの治療期間や長くなるケース、治療期間を長引かせないための対処法などについて解説します。インプラント治療を受けるかどうか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントの治療期間

インプラントの治療期間イメージ

インプラント治療は、手術をすれば完了というものではなく段階的に進めていく必要があります。詳しくはこれから解説しますが、特に定着期間が必要なため、治療期間が長いです。人によって異なりますが、短くても3ヶ月程度、長い場合は1年ほどかかることもあるでしょう。

ここでは、インプラント治療の段階ごとに、どのくらいの期間がかかるのか解説します。

治療計画・精密検査

治療を開始するにあたって、まずは患者さまの健康状態や口腔内の状態、ライフスタイルなどをヒアリングします。精密検査では、レントゲンやCTを用いて顎の骨の状態や神経、血管、残存歯の位置などを丁寧に把握していきます。

それらの情報をもとに、患者さまにあわせた治療計画を立てます。カウンセリングや精密検査にかかる期間は、2日~14日程度です。

事前治療

場合によっては、人工歯根を埋入する手術の前に事前治療が必要になることも考えられるでしょう。例えば、虫歯や歯周病がある場合は、さきにそれらの治療を完了させる必要があります。

また、喫煙習慣のある方は人工歯根が骨に定着しにくくなるため、禁煙指導を行うこともあります。それ以外にも、糖尿病などの全身疾患がある方は、かかりつけ医と相談の上しっかりと準備をしてから進める必要があるでしょう。

人工歯根の埋入手術

インプラント治療では、まず顎の骨に穴を開けて人工歯根を埋入する手術が行われます。手術は、1回で完了する方法と2回に分けて行う方法があり、口腔内の状態によって歯科医師が判断します。

手術自体は麻酔を使用して行い、日帰りで受けることが可能です。

1回法

人工歯根と人工歯の土台となるアバットメントが一体化したものを、一度の手術で埋入する方法です。おもに、顎の骨の状態がよい方や細菌感染のリスクが低い方などに行われます。

人工歯根にアバットメントを取り付ける工程を省けるため、手術の回数を1回に抑えられます。埋入にかかる時間は1~3時間程度です。

2回法

2回法では、1回目の手術の際に人工歯根のみを顎の骨に埋入し、歯肉を縫い合わせて定着するのを待ちます。その後、2回目の手術で再度歯ぐきを切開し、人工歯根にアバットメントを装着します。1回あたりの手術時間は1~3時間程度です。

2回法は、顎の骨の状態が良いとは言えない場合や細菌感染のリスクが高い場合などに選択されます。なお、1回目の手術から2回目の手術までの期間は、顎の骨の状態にもよりますが2か月~6か月程度かかります。

定着期間

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を定着させるための期間が必要です。早い方であれば2か月~3か月程度で定着することもありますが、平均して6か月程度かかります。また、顎の骨の状態によっては1年近くかかるケースもあるでしょう。

型取り

人工歯根が定着したことを確認できたら、次は人工歯根に被せる人工歯の型取りを行います。人工歯は患者さまひとりひとりの歯の形や色に馴染むように製作します。

型取りから2週間程度で被せ物が仕上がります。

人工歯のセット

インプラントの土台が安定し、切開した歯ぐきの傷が治ったことを確認したら人工歯を装着します。

インプラントの治療で歯がない期間はある?

インプラントの治療で歯がない期間はあるか考えている男性

先にも触れた通り、インプラント治療では人工歯根を埋入してから人工歯をセットするまでに2ヵ月~6ヵ月程度かかります。この間はご自身の歯も人工歯もない期間となりますが、仮歯や入れ歯で対応することが一般的です。

歯が全くない状態で日常生活を送らなければならない状態にはなりませんので、ご安心ください。

インプラントの治療期間が長くなるケース

インプラントの治療期間が長くなるケースイメージ

インプラント治療では、人工歯根を埋入するために前処置が必要になるケースがあります。そのような場合には、インプラント治療にかかる期間とは別に数ヵ月程度の時間を要することもあるでしょう。

治療期間が長くなるケースとして、以下が挙げられます。

顎の骨を増やす治療が必要な場合

人工歯根を埋入するための十分な骨がない場合には、骨移植やサイナスリフト、ソケットリフトといった方法で顎の骨量を増やす必要があります。これらの治療を行う場合には、4ヵ月~7ヵ月程度かかることが一般的です。

骨誘導再生(GBR)を行う場合

骨誘導再生法(GBR法)とは、インプラント埋入手術と同時に骨の充填剤を用いて骨を増やす方法のことです。この方法では、特殊な人工メンブレンを用いて顎の骨の再生を促進し、再生を図ります。

先に解説した骨を増やす治療と比較して、治療期間が短いのが特徴です。治療にかかる期間としては、3ヵ月~6ヵ月程度です。

歯ぐきの移植手術を行う場合

重度の歯周病により歯ぐきが後退している場合には、顎の骨が露出するのを防ぐために歯ぐきの移植手術を行うことがあります。期間としては1ヵ月~2ヵ月程度で、歯肉が安定したことを確認してから人工歯根を埋入する治療を行います。

インプラントの治療期間を長引かせないために

歯磨きをしている女性

インプラント治療は、スムーズに進んだとしても完了までに数ヵ月かかります。そのため、できるだけ長引かせずに終わらせたいという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、治療を長引かせないための対処法について解説します。

術後のケアを適切に行う

インプラント治療をスムーズに進めるためには、術後のケアを適切に行うことが大切です。術後は出血しやすくなるため、1週間程度は飲酒や激しい運動、長時間の入浴などは避け、できるだけ安静に過ごすことを心がけましょう。

患部が落ち着くまでは口の中が気持ち悪いかもしれませんが、強くうがいしたり歯ブラシで磨いたりすると、傷口が開いて治りが悪くなることがあります。1週間~10日程度は傷口を刺激しないように心がけましょう。

患部で食べ物を強く噛まない

食事は手術を受けた数時間後から摂ることができますが、手術当日はおかゆやスープ、柔らかく煮た麺類、ゼリーなど、患部に負担がかからないものを選びましょう。また、1週間~10日程度は傷口が開きやすいため、縫合部位で直接食べ物を噛まないように注意してください。

なお、辛い食べ物は刺激が強く、痛みや腫れ、出血の原因になるため控えましょう。術後3ヵ月~6ヵ月ほど経過すれば、普段どおりの食事が楽しめるようになります。

感染を予防する

手術で縫合した部分が気になり、舌や指で何度も触れる方がいます。

しかし、患部に触れると感染のリスクが高まるため注意が必要です。また、手術の後には感染を予防するための抗菌薬が処方されることが一般的です。処方された抗菌薬は、歯科医師の指示通り最後まで飲み切るようにしてください。

禁煙をする

喫煙は人工歯根と顎の骨を定着させる妨げになります。術後に喫煙をすると、傷の治りが悪くなったり炎症を起こしたりすることも考えられます。

また、骨が定着した後も、喫煙はインプラント周囲炎の発症・悪化に大きく関与します。インプラントの寿命を延ばすためにも、できるかぎり禁煙することが望ましいでしょう。

まとめ

インプラントの模型を持っている医師

インプラントは、顎の骨に直接人工歯根を埋め込む治療です。そのため、顎の骨に人工歯根がしっかりと定着するまでに一定の期間を要します。

また、顎の骨が薄い場合や重度の歯周病の場合には、事前処置に時間がかかることも考えられるでしょう。実際の顎の骨の状態や口腔内の詳しい状況は、検査を受けなければ分かりませんのでまずは歯科医院へご相談ください。

インプラント治療を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある「宝塚歯医者 矯正歯科・こども歯科 LDC宝塚南口駅前院」にお気軽にご相談ください。

当院のホームページもぜひご覧ください。