こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある、宝塚南口駅の歯医者「宝塚歯科H&L」です。
子どもの歯並びを整える方法として注目を集めているのが、インビザライン・ファーストです。透明なマウスピース型矯正装置を使用するため、目立ちにくく取り外しができる点が魅力です。
しかし、「本当に効果があるの？」「デメリットはないの？」と疑問に思う患者さまも多いでしょう。
この記事では、インビザライン・ファーストのデメリットとメリットを詳しく解説します。また、お子さまの矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インビザライン・ファーストとは
インビザライン・ファーストは、6歳から10歳頃の成長期のお子さまを対象にした、最新技術を用いた矯正治療です。乳歯と永久歯が混在するこの時期に、透明なマウスピースを使用して見た目に配慮しながら歯並びを整えます。
また、装置はお子さまの顎の正常な発育を妨げないよう設計されており、成長過程をサポートする工夫が施されています。取り外し可能な点も魅力で、食事や日常生活においてストレスなく利用できるため、快適な矯正治療が期待できます。
インビザライン・ファーストの最も大きな特徴は、顎の拡大と歯の位置調整を同時に行えることです。
インビザライン・ファーストにデメリットはある？
結論として、インビザライン・ファーストにも注意すべき欠点が存在します。以下では、特に押さえておくべき代表的なデメリットについて、具体的に解説いたします。
適応できない症例もある
インビザライン・ファーストには、年齢や歯の状態など、いくつかの適応基準が設定されています。そのため、これらの条件に合致しない場合は、治療を受けることができません。
装着時間が長い
治療効果を十分に引き出すためには1日に約20から22時間、マウスピースを着用する必要があります。規定の装着時間を守れない場合、顎の拡大や歯の移動が十分に進まずに治療期間が延びる恐れがあります。
保護者の協力が欠かせない
幼いお子さまがインビザライン・ファーストの治療を受ける場合、自己管理が十分でないことが多く、保護者の継続的な支援が不可欠です。マウスピースの装着時間や交換時期を管理してあげる必要があるでしょう。
保護者の方がしっかりサポートすることで、治療の効果を高められます。
マウスピースの清掃をしなければならない
毎日使用するマウスピースは、清潔に保つことが不可欠です。洗浄を怠ると装置上で細菌が繁殖し、虫歯や口内トラブルの原因となる可能性があります。
そのため、使用後は必ず指導された洗浄方法で丁寧に清掃するようにしてください。
紛失の可能性がある
従来のワイヤー矯正とは異なり、インビザライン・ファーストのマウスピースは取り外しが可能です。このため、食事やブラッシングの際に外した後、紛失するリスクが伴います。
こうしたトラブルを防ぐため、使用していない時は必ず専用ケースに保管する習慣をつけるのが大切です。
破損することがある
取り外した状態で管理していると、誤って踏むなどの不注意からマウスピースが破損する可能性があります。大切な治療器具であるため、取り扱いには十分な注意が必要です。保管場所にも気を配る必要があるでしょう。
インビザライン・ファーストのメリット
インビザライン・ファーストのメリットは、以下のとおりです。
シミュレーションできる
インビザライン・ファーストでは、最新の3D技術を用いて治療前に最終的な歯並びを予測します。自分の歯並びがどのように変化するのかを事前に確認できるので、治療への期待感と意欲が自然と高まるでしょう。
歯の動きも正確に計画されるため、安心して治療に臨むことができる点が大きな魅力です。
違和感と痛みが少ない
インビザライン・ファーストでは、柔らかい素材で作られたマウスピースを使用します。そのため、装着時の不快感や痛みが従来の矯正治療に比べて大幅に軽減されます。
日常生活に支障をきたすことなく快適に治療を進めることが可能です。
治療しているときも目立ちにくい
透明なマウスピースを採用しているため、装着中でも周囲に矯正治療を行っていることがほとんど気付かれません。特にお子さまの場合、見た目の変化を気にせずに治療に専念できる点が大きなメリットです。
学校や友人との交流の中でも自然な印象を保てるため、安心して矯正治療を続けられるでしょう。
金属アレルギーがあっても治療できる
インビザライン・ファーストでは、金属製の装置は使用しません。そのため、金属アレルギーをお持ちの患者さまでも、アレルギー反応を起こす心配なく安心して治療を受けられます。
従来の矯正装置では治療が難しかった方でも、快適な矯正治療が実現できる点が大きな魅力です。
大人よりも速く歯が移動する
成長期のお子さまは骨の柔軟性が高いため、矯正治療中の歯の移動が大人に比べて非常に速いです。インビザライン・ファーストは、お子さまの成長の特性を活用して、必要以上の力をかけずに効果的に歯を動かす設計となっています。
顎の拡大と歯の位置調整を同時に行えるので、全体の矯正期間を短縮できることもあるでしょう。早期に治療を完了することで、思春期を迎える際に自信を持った笑顔で過ごせるかもしれません。
着け外しが可能
患者さまご自身でマウスピースの着脱が可能なため、学校行事やスポーツ、特別なイベントの際に自由に取り外せます。日常生活においても、自分のスケジュールに合わせて装置を使用できるため、生活の質を落とすことなく計画的に治療を進められるのが大きな強みです。
抜歯の必要がなくなることがある
インビザライン・ファーストは、成長期にあるお子さまの顎の発育を利用して歯並びを整える治療方法です。歯を並べるスペースが足りない場合は抜歯を検討しますが、顎の拡大を行えば抜歯を避けられる可能性があります。
将来的な再治療の際も抜歯を避けられる可能性が高まるでしょう。
口内のトラブルが発生しにくい
柔軟な素材で作られたマウスピースは、口内の粘膜に優しくフィットするため装着中に生じる痛みや口内炎のリスクが低減されています。不快感が生じた場合でも容易に取り外すことができるため、安心して長期間の治療を継続できるでしょう。
少ない通院回数で治療可能
インビザライン・ファーストは、従来のブラケットを使用した矯正に比べて、定期的な通院回数が減少することが多いです。ワイヤー矯正では1ヶ月に一度の通院が必要ですが、インビザライン・ファーストでは1〜2ヶ月に一度が目安とされています。
家族や仕事のスケジュールに合わせて無理なく治療を続けることができるのが、大きなメリットとなります。
インビザライン・ファーストの適応年齢
インビザライン・ファーストは、乳歯から永久歯へと切り替わる成長期に行います。年齢としては、6歳から12歳頃が目安です。
しかし、個々の歯の生え方や発育状況には差があるため、6歳になったからといって必ず治療を始められるわけではありません。13歳だからといって治療を受けられないとも限りません。
治療を受けられるかどうかは、口内の状態や歯の生え方に左右されますので、気になる場合は歯科医師に相談してみてください。
年齢以外の条件
インビザライン・ファーストで治療するためには、年齢以外にもいくつかの条件があります。まず、6歳臼歯とも呼ばれる第1大臼歯が既に生えている必要があります。前歯については、乳歯または永久歯の中から最低でも2本が、全体の約2/3以上露出している必要があります。
また、顎の3/4のエリアにわたり、乳歯、またはまだ生えそろっていない永久歯が2本以上確認されることが条件です。
まとめ
透明なマウスピース型矯正装置を使用するインビザライン・ファーストは、成長期のお子さま向けに目立たず自然な歯並びを実現できる点が魅力です。柔らかな素材のマウスピースを使用するため、治療中の痛みや違和感を抑えられます。
一方で長時間の着用やマウスピースの管理、適応条件の確認など、しっかり守るべきポイントも存在するため注意が必要です。幼いお子さまが使用する際には、保護者の方のサポートも欠かせません。
治療を始める前には、十分に情報を収集して歯科医師に相談しましょう。
インビザライン・ファーストを検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある、宝塚南口駅の歯医者「宝塚歯科H&L」にお気軽にご相談ください。
